カーテンセンサ®

概要

 カーテンセンサとは、レーザビームをレゾナントスキャナで走査して対象物までの距離を微小角度毎に測定するもので、当社製品のベースとなっております。
 検知領域を設定して侵入検知する安全・防犯用のセンサと、角度毎の距離データを出力する計測・制御用のものに大別されます。

カーテンセンサ®はオプトロンの登録商標です。

カーテンセンサ イメージ図

安全・防犯用

安全・防犯用 カーテンセンサ イメージ図(はさまれ未然防止、ホーム柵残留者検知、いたずら・盗難防止、戸ばさみ検知、危険領域への侵入監視)

計測・制御用

計測・制御用 カーテンセンサ イメージ図(ダンボール箱の形状計測、シート材のテンションコントロール、車体の形状判別、シート材のエッジコントロール、木材の計測)

距離計測の方式と特徴

 当社のカーテンセンサは、用途毎に最適な測距方式を選択使用しております。

1.位相差方式(Phase Based)

 レーザ光を強度変調して出射し、測定対象物からの反射光を受光します。
 出射した変調光の位相と反射光の位相のずれから時間遅れを計算し、光の速度を基にして距離に換算する方式です。
 この方式で使用するCWレーザは細いビーム径でシャープな検知面を構成することができるので”はみ出し検知”の用途に向いています。
 飛行時間方式よりは近距離計測向きですが、測定精度の高いものができます。

2.飛行時間方式(Time of Flight)

 レーザ光を短いパルスにして出射し、測定対象物からの反射光を受光します。
 出射パルスと受光パルスの時間遅れを超高速タイマで計測し、光の速度を基にして距離に換算する方式です。
 この方式で使用するパルスレーザはピークパワーが大きいので、遠距離計測に適しています。
 対象物体の手前に雨や雪などの反射物体があっても分離して認識できるので、ソフト処理をして影響を取り除くことができます。

この技術情報に関するお問い合わせ

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